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雪うさぎの遊び場

しっちゃかめっちゃかな雑記ブログ

iPhoneを駅のホームに落とした話

あれは今から三年程前の話になります。

その日私は地下鉄のホームにいました。

ノンフィクションでお送りいたします。

その日電車に乗っていた私は、普段通り乗り換えのある駅で電車を降りました。

 

帰宅ラッシュの時間ということもあり、車内は混雑。

私が降りる駅で一緒に降りる乗客もたくさんいたのです。

 

その時私の履いていた靴はスニーカー、電車を降りる際に足元の確認で下を向くと靴ひもが解けていました。

 

他の人に踏まれたら転んでしまいそうだと思った私は、電車から降りた後、人の流れから外れるように脇へと移動し、靴ひもを結び直そうとその場に屈み込みました。

 

その時です、私が着ていたコートのポケットから当時使っていたiPhone4sが勢いよく飛び出し、派手にバウンドを繰り返しながらホームの下へと吸い込まれるように消えていったのです。(もしかしたらその時付けていたプラスチックのハードケースがiPhoneがバウンドした一因になったのかも?)

 

周りにはその瞬間の目撃者が複数いましたが、私を含めそこにいたみんながホームにiPhoneが消えていくその瞬間ただ茫然と見ていることしかできませんでした。

 

その瞬間はまるで時が止まったかのようで派手にバウンドを繰り返すiPhone4sに私を含む周囲の目が釘付け、周囲の人間はしばし立ち止まり、ホームに消えていったその後は再び時が動き出したかのように周りの者たちは歩を進め、そしてめったにiPhoneが転がることのない普通の日常へと戻っていきました。

 

文章にすると分かりにくいかもしれませんが、ここまでは一瞬の出来事でした。

周囲の人間が動き出したことで私も我に返り、すぐに近くにいた駅員(よく見たら中々のおじさん)に

「あの、すみません、ホームにスマホを落としてしまったんですが・・・」

と声をかけてみました。

 

おじさん駅員は「それは大変だ、どれ・・・」とおもむろにみんな一度は見たことがあるであろうマジックハンドみたいなアレ(正式名称不明)を持ってきて、私のiPhone4sの救出を試みてくれました。

このマジックハンドみたいなアレはおそらく金属でできており、少々重たい物でも楽々と拾い上げることができそうな見るからに頼もしい作りになっていました。

 

マジックハンドみたいなアレ 

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 http://archives.jpn.org/name/006.html

 

おじさん駅員がさっそくホームの中へとマジックハンドみたいなアレを潜り込ませます。

都会の電車は5分に一本くらいのペースでやってくるので、おじさん駅員も少々焦り気味のようでした。

 

私もおじさん駅員と一緒に、転落したiPhone4sの様子を見てみるとそれは裏返しの状態で地面に伏しており、救出するまで安否の確認はできそうにありませんでした。

 

また、iPhone4sはそんなに大きな物ではなく、しかも薄っぺらいのでホーム上から拾い上げるのは簡単ではなさそうに見えました。

 

そうこうしている内におじさん駅員はこれまでの駅員人生を垣間見せる手さばきでiPhone4sをマジックハンドみたいなアレで摘み上げ、そのまま上へと引き上げました。

 

と、その時です。

 

地面から約10cmほどiPhone4sが浮いたあたりでしょうか、何とおじさん駅員は私のiPhone4sを落としてしまったのです。

またしてもペタリと地面に伏してしまうiPhone4s

 

その様子を見たおじさん駅員は「こいつはなかなか手強いぞ」と判断したのか、その後はそこに落ちているiPhone4s一応の精密機器だということを忘れてしまったかのような荒々しさでマジックハンドみたいなアレを操り始めました。

 

それも無理はありません。

そうこうしている間にも次の電車が来る時間は刻一刻と差し迫っているのです。

 

ですが、そのおじさん駅員の荒々しいまでのマジックハンドみたいなアレ捌きをもってしても私のiPhone4sはホームの高さまで持ち上がることはなく、惜しい所まで上がってきては再びホームへと落ちていくのです。

 

私のiPhone4sはその後何度も何度も地面へと打ち付けられ、最初は裏返しの状態だったそれはその度に表になったり裏になったりを繰り返しました。

 

表になった時の画面を確認して見ると画面こそ割れてはいないものの、その真っ暗な画面から正確なiPhone4sの安否を確認することは依然としてできませんでした。

 

「・・・あれっ?・・・あれっ?」

iPhone4sホーム下へと落とすその度に、必死に救出を試みるおじさん駅員の声には悔しさが滲みました。

 

マジックハンドみたいなアレを使いこなすことなど到底できそうにも無い私は最早おじさん駅員にiPhone4s命運の全てを任せることしかできず、ただiPhone4s表になったり裏になったりする様をじっと見つめていました。

 

もう色々と間に合わないかもしれないな、その時の私は思いました。

 

冷静に考えて今まさに私の目の前で表になったり裏になったりを繰り返しているあのiPhone4sの電源が入ることは二度と無いような気がしたのです。

 

電車が来るとか来ないとか、そんなことはもはや私にとってはどうでも良い問題になっていました。

 

それに、おじさん駅員が何度もそれを落としている内に私のiPhone4sは少しずつ移動を重ね、今や電車が通っても全く問題の無さそうな限りなくホーム側の安全圏へと移動していたのです。

 

しかし奇跡は起こりました。

 

次の電車が来るまでそう時間は残っていなかったでしょう。

おじさん駅員の最後の頑張りによって私のiPhone4s再び地上へと舞い戻ったのです。

 

おじさん駅員はマジックハンドみたいなアレを抱えつつ、やり切った感満載の笑顔で「良かったね」と、私にiPhone4sを手渡してくれました。

 

「本当にありがとうございました」

私はiPhone4sを受け取ると深々とそのおじさん駅員に頭を下げ、その場を後にしました。

 

そしておじさん駅員から少し離れたところで、そのiPhone4sまじまじと確認してみました。

 

そのiPhone4sには何か硬いものと散々擦り合ったとみられる大小様々な傷と、泥のようなものが付着しているのが一目で確認でき、試しに電源を入れてみると少しの間を置いたその後、なんと私のiPhone4sいつものように起動してくれたのです。

 

私は電話帳などの必要最低限のデータが無事だということを確認した後、その足ですぐに近くの携帯ショップへと向かいました。

 

 

「すみません、今一番おすすめのスマホってどれですか?」

 

 

その日私は新しいスマホを購入し、翌日からは何一つ変わらない普段通りの生活に戻ったのである。

 

このお話で伝えたかったこと

・駅のホームではなるべく物を落とさないようにしよう。駅という場所柄、色んな人に迷惑がかかってしまうかもしれません。

 ・もし誤って落とし物をしてしまった場合は、すぐに周りの駅員さんに相談しましょう。

iPhoneは性能だけではなく耐久性にも優れているようです。(奇跡?)

・もし、普段の生活の中で周りの人に助けてもらうことがあった時はきちんと「ありがとう」を伝えるようにしましょう。

・調べてみたところマジックハンドみたいなアレは「安全取得器」というもらしいです。(画像も取得し貼り付けときましたので、みなさん何のことか分かったかと思います。)

 

最後に

 やっぱりiphoneに替えようかなあ。。。

 

今使っているのはこの時購入したdocomo F-03Eなのですが、この機種は女性向けにつくられたものでサイズが小さく片手でも楽々操作ができます。

 

なぜこのF-03Eにしたのかというと4sを使っている時にちょっと大きく感じていたのと、この時なぜか今後絶対にスマホを持つ手を滑らせることはしたくないという強い思いがあり、片手でもガッチリと捕えることができる小さいサイズのスマホを購入したのです。(今回の話はスマホがポケットから飛び出したのでこれは回避しようがなかったのですが・・・)

 

しかしあれから既に3年という時が経ち、やっぱり操作する時のサクサク感が全く違うiPhoneが恋しくなってきたのです。

それにやってみたいスマホゲームがあるのですが、今回はその記事を書いたことがきっかけとなり続けざまに執筆をしてみました。

 

この記事が書けたことであの日の思い出も、より一層良いものとなりました。

 

ああ、iPhone・・・

 

 

yukiusaginobettaku.hatenablog.com